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体の歪みの原因 上部頸椎編 その3

前回まで「体の歪みの原因 上部頸椎編」と言うことで2回に渡り説明をさせていただきました。

簡単に振り返ってみますと、「上部頸椎の施術は後頭骨、頸椎1番、2番のズレ、すなわち歪みを整えることで
神経の流れ、椎骨動脈の血流の妨げを取り除き、さらに重要な生命維持に必要な脳幹の圧迫を取り除くこと」が目的なのですが
今回は「首の痛み、首の不快感(回旋不全)」について、上部頸椎の本来の役割、施術理論についてお話したいと思います。

まず、上部頸椎(今回の注目個所は頸椎1番、2番)の役割ですが、大きな役割としましては
首を左右に回す回旋運動があります。

頸椎1番~2番は環軸関節でつながっているのですが、なぜ、環軸関節と言うのか?につきましては
簡単にお話ししますと、頸椎1番は環椎(かんつい)、頸椎2番は軸椎(じくつい)と別名の呼び方があるので
その二つの首の骨をつなぐ関節と言うことで、環軸関節と言います。

環軸関節は首の回旋に取りまして、50%強程の大きな役割を占めますので、
まず、環軸関節の回旋不全が起きますと、首が左右に回しにくくなります。

原因としましては、頸椎には後頭骨~頸椎1番~2番に付着しています「後骨下筋群」と言うのがありまして
その中でも下頭斜筋(下の絵を参照)が重要になってきます。

下頭斜筋は頸椎1番(環椎)、2番(軸椎)の両側に付着する筋肉なのですが、
この下頭斜筋の筋肉の緊張が進みますと、回旋が主な役割の環軸関節の動きが制限されてしまいます。

当然、首が回らないというのは日常生活におきましてもかなり不便ですし
体としても不都合なので、その結果どうなるのか?と言いますと、
頸椎2番~7番までの頸椎をあえて動かすことにより、上部頸椎の環軸関節の回旋不全を
代償する形になってしまいます。
頸椎2番~7番が代償作用によって動きすぎになりますと、本来の役目ではない回旋を
無理やりに行う形になるのですから、当然、体としましてはその動きすぎを守るために
今度は頸椎2番~7番の動きを筋肉の緊張によって止めようとします。
その筋肉の緊張が首のコリ、痛みとなって出てきてしまうのです。

そうなってしまった時の誤った対処法なのですが、

まず首の骨をポキポキ鳴らすことは厳禁です。(過去のブログ「首を鳴らすのは危険です」を参照してください)
一時は動きが改善されるので楽になるかもしれませんが、
首の骨をポキポキ鳴らしたり、無理やりに頸椎周りの筋肉をほぐされることは
体の防衛である補正を崩す形となりますので、その後に余計に症状が悪化してしまいます。

続けますと、周りの靱帯や筋肉を傷付けてしまい更には頸椎ヘルニア、不安定脊椎症(骨の間の関節がグラグラになる)に
なりますので、気を付けてください!!

施術では動かなくなっている関節を動かして治すことは容易ですが、動きすぎになっている関節(グラグラになっている)のを
治すのはかなり難しいので、そういった観点からも首を鳴らすことは止めたください。

整体 樹では、首のコリ、痛みの原因として、上部頸椎の環軸関節の回旋不全が主なものだとしましたら、
ソフトで安全な脳幹ソフトセラピーにより改善へと導きますので、一度体の歪みのタイプを検査して
体験されてみてはいかがでしょうか?

上部頸椎の話題としまして3回にわたり説明させていただきましたが、かなり重要な箇所だけに
しっかりとした検査、ソフトな施術は必要不可欠です。

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